廃棄図書回収
図書館で廃棄処分になる本を持って行っていいということで,大量にもらってくる.
実際に役に立つかどうかを離れて,わくわくする.
近所に古本屋はないので,こういうイベントがちょっとした娯楽になる.
古い本でも持っておこうと思うものは,古典・数学・シリーズ本,といったあたりになろうか.
たとえば人間機械論―サイバネテイックスと社会 (1954年) (現代科学叢書〈第8〉)なんていうのも仕入れてみたのだが,改訂版が出ているので,あまり価値はないのかもしれない.
(なぜか写真がやたらでかくなる,と思ったら,日記の更新だけではサイズ変更は反映されないらしい.)
古い本の役割というのは,研究においてはあまりないのかもしれないけれど,教育では役に立つ場面もあるだろうと期待している.
たとえば最近は情報理論を担当することになって,最近の情報理論の教科書を数冊買ってみたのだが,それぞれに扱うトピックや説明の仕方が違う.
たとえば通信路符号での冗長性についてはどの本でも説明しているのだが,情報源の冗長性
という概念について陽に書いている本は,手元の和書の中では,
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それが,1969年出版の
- 作者: 瀧保夫
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(というか,情報源のエントロピーに関する「冗長度」という用語は,単にもう過去のものになっていることの表れなのでしょうか.)