日米で概念がミスマッチするもの(お店編)

swensen groumet burger


百均

アメリカで生活を始めるにあたって,「あー,百円ショップがあったらなー」と,何度思ったか知れない.
(というか昔ニューヨークで5ドルショップのようなものを見かけたので,あるところにはあるのだろうが).

日本でもつい10年?ほど前まではなかったわけなのだが,一度生活の立ち上げの際の百均の便利さを知ってしまうと,もうそれなしでは辛くてならない.
必要なものをとりあえず安物でそろえておいて,後で改善していく,というスタイルは実に楽なのだ.


そんなわけで,ちょっとした棚やら食器やらゴミ箱やらといったものがどこで売っているのかなかなかわからず,見つけたとしても珍妙なデザインの癖にとりあえず買うには高すぎる2000円ぐらいだとかしてしまう状況に悩まされた.

スーパー

近所のスーパーでは食品中心で,日用品は消耗品ぐらいしか売っていないし,薬局も食品や日用品は少しはあるけれど,日本のドラッグストアと同様,ハードウェア的なものはほとんどおいていない.

あと一つ謎なのが,アルミホイルがあまり充実していない上に値段が高くて300円ぐらいすること.ラップは日本と同じ感覚で置いてあるのになあ.

文具については,「クラフトショップ」というユザワヤ的なジャンルの店に行くと,ガムテープやらハサミやらといったものが置いてあることはわかったが,基本的にはトールペインティングの土台やら絵具やらを売る店であり,安いものも少ない.

結局今のところの結論としては,なんというカテゴリになるのか分からないのだが,Walmart的な安売り大型スーパー(私の場合はTarget)に行くのが一番よいだろう,ということになっている.
ただ,食器類なんかが単品では売っていなくて,4人用のセットなどを買わなければいけなかったり,マグカップが100円ではなくて1000円だったりと,どうしても不満は残る.安物買いで資源を無駄にしないという意味では,珍しくアメリカがエコな部分かもしれないが.



ファーストフード
食事に関しても困るのが,いわゆる丼物のような,お皿の中身全体が温かいような食べものが,手軽に食べられないこと.最初のうちはよかったのだが,ラップのような一応は温かい食べ物でも,なんだかさびしい気持ちになってきた.

冷凍食品
で,外食をあきらめて自宅で一食分がパックになった冷凍食品を食べようと思ったらば,それが結構高い.
最低500円はするし,安物はとてつもなくまずい.
驚いたのが,一食分の量が少ないこと.アメリカなのに.夕飯にはちょっと物足りないんですが,という気分.テイクアウトなんかの量の多さとの違いは一体何なんだろう.

ファミレス
それからファミレスというものがないのも痛い.
昼においしいハンバーガーを食べたけれど,夜はもうちょっと定食的なものが食べたいなと思ってSwensenというアイスクリームが有名なファミレス的店に行ったのだけれど,メニューにハンバーガーとサンドイッチしかない!
というわけで,二食続けてハンバーガーを食べることになった.
ただし,一応着席して食べるレストランなので,ハンバーガーの中身が展開されて皿の上に広げられている.一応見た目的には定食っぽいと言えなくもない.
メニューは全然違うが,こちらのデニーズが日本的なファミレスに一番近いのかなあ.


今住んでいるところがちょっと気取ったエリアで,中華やインド料理のようなエスニックのテイクアウトが周りにないところもまずい.何より驚くのが,気軽にパスタが食べられる店がないこと.イタリア料理は相当普及していると思っていたのだけれど,基本ピザだけ.まさかどこでも食べられる料理の代表の,パスタが恋しくなるとは思わなかった.

週末に御近所のTさんご一家に誘ってもらって,近所の人気イタリアンでちゃんとしたパスタを食べてとりあえずは救われたのだけれど.