アメリカの国勢調査員募集

census


帰ってきたらドアにカードが挟まっていた.なんでもCensusの調査員?募集らしい.ピザのデリバリーのチラシとかが挟まっていることは時々あるけれど,お役所系のちゃんとしてそうな仕事が,こんなカジュアルな形で募集されていることに驚く.
とはいっても,日本での国勢調査員の募集のプロセスもよくわかっていなくて,近所の人だということぐらいしか知らず,なので,あまり変わりはないのかもしれないが,自分のアメリカにおける立場(非市民・非永住者)のところにもランダムに応募ルートが開かれているから,驚くのかもしれない.

ちなみにカードの裏には

  • Good pay
  • Temporary, part-time jobs
  • Flexible hours, up to 40 hours a week
  • Mileage reimbursement (for field jobs)

と書いてあり,特に最初のアイテムの率直さもアメリカ的と感じる.

もしかして詐欺系の偽物かと思ったけれど,サイトも.govだし,ほんとのcensus bureauの配布物なんだろう.

最近国勢調査のインタビューにかかわる論文を読んだことがあったのだが,対話の内容についてだけで,インタビューアーの属性の話は出てこなかったし,自分も考えていなかった.もちろん応募した後に審査等があるのだろうけれど,移民してまだ間もなかったり独自のコミュニティーに閉じこもっていたりで,こちらの言語や文化に十分適応していない人が調査員になる可能性もないでもないんだな,と思うと,アメリカの各種統計の数字を,日本での調査の数字と同じとみなして読んではいけないのかな,などと感じないでもない.