初めての感謝祭

今日はThanksgiving dayで,店という店が閉まってしまい,町中は閑散としている.家族や友人と集まって過ごす日なのだそうだ.


一人でアメリカに来ていると孤独になってしまう怖い日なのだけれど,ありがたいことに学科の先生の自宅でのパーティーに誘ってもらう.
こちらではパーティーに誘い誘われが日常らしいのだけれど,社交に慣れてないと展開が読めなくてすごい緊張する.


とりあえずなんか持ってくべきなんかなーと思ってワインを下げて行ったのだけれど,全然酒を飲むような流れではありませんでした(失敗).そもそも学生さんは手ぶらで来ていて,社会人学生の方が花と何かを持ってきていたぐらい.御近所さんは,手作りのデザートを持ってきていたようだが,上の方に呼ばれた場合には,単に御馳走されていればいいのかなと想像する.



流れ的にはリビングでテレビを見つつスナックをつまみつつ,初対面の人たちと挨拶.
その後スープなどをいただきつつ家の子供と遊んだりして,さらにまったりが続く.
このスープが辛くて涙目.南アジア系の方なので辛さが容赦ない.伝統的なアメリカ料理と言っていたのに….

お手伝い的にターキーを切り分けたりとかしたのだけれど,想像以上に大きくてびっくりした.写真では暗いうえに大きさもよく分からないかと思いますが.「大体一羽8-10kgぐらいある」らしい.これは一家族ではとてもではないけれど食べきれないよな.10人ぐらいでおかわりなんかもして,持ち帰り用にバッグに入れて配っても,まだ三分の一以上は残っていたと思う.もしかしてターキー丸ごとを食べきる必要から,感謝祭に人を大勢招く習慣ができたんでしょうか….

味はおいしかった.記念日に食べる物ってあまりおいしくなくても仕方がないと思っていたけれど,注射で味付けをするだとかで,パサパサ感をなくすなどの工夫が色々とあるらしい.




ある程度集まったところで庭のいくつかのテーブルに分かれてビュッフェ形式で食事を頂く.そこでの話題は大体以下のような感じ.

  • 街の昔話や見どころなど: よそ者に優しい展開
  • アメフトの話題: 全くついていけない.アメリカ育ちでない人でも皆色々語る.アメフト知っとかないとな.
  • 政治の話題: 国際的な研究者コミュニティーならではか,アメリカのあり方についてなど.これがアメリカだからこちらも多少知識があって,大統領だけではなくてその側近の名前なんかが出てもイメージがわくけれど(といってもそれについて語れるほどではないが),これが他の国だったら何の話をしているか全然わからないのだろうな.


コーヒーをいただいて,夕方前に客人はぱらぱらと帰ってゆく.