Googleの検索シナリオ収集

これは日本だけのキャンペーンなのかな?
Google ”さがそう” キャンペーンブログ記事
検索シナリオを,ビデオの形でまとめて投稿できるということのようだが,現時点ではまだ動いていない模様.



画面の向こう側については大体把握できているが,画面のこちら側でどんな背景をもってユーザが検索をしているかに興味があるということになるか.


サンプルビデオを見た感じでは,通常のテキスト検索以外のサービスとの連携をどう図っていくかの手掛かりが欲しいのだと思われる.しかし一般ユーザが,筋のいい検索シナリオを思いつくものなんでしょうか.報酬をもらってやるならば,真剣に考えると思うけれど,面白いビデオを作るために,現実にはありえないようなシナリオを作る人が多いのでは?(もちろん広告としてはそれでいいのでしょうが)

Googleというと手作業を排して徹底して自動化するというイメージがあるけれど,こういったユーザ調査的なものでは,豊富な人手というリソースをただで使う,という方向に進めて行くのが面白い.

自分の場合は,言語横断画像検索というテクノロジーはあってもニーズがない領域で,自動的にユーザを動機づける検索シナリオを生成できないか(PDF),というようなことを考えたのだけれども,やりかたはともかくとして,「思いがけない利用シナリオの発見」という意味では,人に聞くより機械に考えさせた方が可能性が高かったりはしないだろうか?分からない.


そういえばGoogle Image Labelerで集めたデータは,画像検索なんかの役に立ったのだろうか.後日談としてでも知りたいものだ.