【講演】「機械学習の最近の発展」by 上田修功

6月19日の金曜日に,工学部までお越しいただいて,学部生および院生対象の特別講義の一環として3コマ連続で話していただく.
機械学習を理解するための前提知識から,最先端(ノンパラベイズ)までという野心的な?プランだった.

基礎的なところをやっていただけると,この授業を取っている学生さんには,前提知識が学生さんにあるものとして自分が今後話ができる気がするので,教育の一部分を担っていただけているという意味で,かなりありがたい.

事後確率の直観的な説明は納得度が高かった.いろいろ非常勤講師をする中で,工夫されているらしい.真似させてもらおうと思った.



最初から数式が出てくる導入でどうなることかと思ったけれど,受講している学生さんも,かなり真剣に聞いていてくれてよかった.後半のノンパラベイズのところでは脱落者も出た雰囲気だったものの.盛りだくさんなのは聞いていて面白いものだ.

自分にとっても後半のノンパラベイズの話は新しくて面白かったが,合間合間の余談が一番面白かったかもしれない.特にFergusonが1973年にDirichlet Processの論文を出したときに,コメンタリーで「Non-parametricではなくてMassively-parametricと呼ぶべきだ」という意見が出たらしくて,そのとおりだと思った.一度紛らわしい名前がつくと,後で面倒になるのだから.

部屋の予約で不手際がありまして,大学関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしました.おかげさまで無事に開催できました.ありがとうございます.